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ソフィーの世界

「哲学」の入り口になり得るファンタジー小説。
ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

確か発売されてすぐに購入したので、ソフィーの世界をはじめて読んだのは
大学に通っていた頃だったと思うが・・・。

とにかく、「面白い!」と言ってひとりでほくそ笑みながら読んでいたのを覚えている。

長いページ数の中、「ソフィーの世界」にどんな物語が展開されるのか?
最初の方は、「うんうん、哲学についてわかりやすく書いてある。面白い」
「そっかそういうことか」とか「うん?ちょっと待てよ・・・」といった感じで読み進む。

高校生のころから哲学に興味を持っていたSantA2としては、本当に
楽しめる内容で、どんどん読み進んでいった。

そして物語が進むにつれて、「ソフィーの世界」に違和感のようなものを感じはじめる・・・。

「やられた・・・。」

著者のヨースタイン・ゴルデルにである。
あまたの哲人についてあたまの中で整理しながら読んでいると、いつの間にか
すっかり主人公のソフィーと一緒に「ソフィーの世界」に入り込んでいたのであった。

最初からファンタジーであることを意識していれば、読みながら先の展開を「読む」
楽しみもあっただろうが・・・。「哲学」と「ソフィー」のおかげでいつの間にか、
「ソフィーの世界」に引き込まれてしまったのである。

どんな展開になるかは読んでのお楽しみということで・・・。

「自分って?」、「世の中って?」と考えずにはいられなくなる。そんな読後感である。

遠い宇宙に夢をはせるように、自分の内側に広がる「宇宙」に思いをはせることができる。
ちょっとの間、現実の中にいながら現実から離れる。そんな体験をさせてもらった。

「ソフィーの世界」をきっかけにより哲学に興味を持った。
哲学者に、ではなく哲学にである。

人に与えられたしごく高度な愉しみ。その愉しみにあらためて気づかせてくれた。
お金のかからない、自分が存在すれば実現可能な有意義な時間の過ごし方。

「ソフィーの世界」はそう言う意味で忘れられない本である。
今読み返すと、きっと違う発見があるだろう・・・。

■書籍情報 ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

映画にもなってる・・・。(まだ観てない。)

ソフィーの世界
ソフィーの世界

投稿者 SantA2 : 2004年12月22日 01:00

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コメント

TBありがとうございます。

>「やられた・・・。」

ですよね!あの展開は絶対そうなりますよね。
読みながらこんなのありかよと思いつつそれでも読んでたり。

僕の場合は受験前の切羽詰まった状況でしたけれど、
やはり、読んで良かったと思える本でした。

┗投稿者: 猫並 : 2004年12月22日 23:10

トラックバックいただきありがとうございました。

大学の教養部でも「哲学史」入門を受講しましたが、ほとんど印象に残っていません。教授の執筆した白黒写真のラファエロによる「アテネの学堂」のソクラテスの肖像画のアップが少々物悲しいテキストが実家の本棚に残っているだけです。その頃、ソフィーの世界のような本が副読本になっていれば、教養部の授業も面白かっただろうと思うのですが。

ただ、私としては、この入れ子構造のミステリーは、今回再読して少々「うざったい」と感じましたが、一般人の哲学入門としてはよく出来た本だと思いました。しかし悲しいかな、記憶に残らない・・・

┗投稿者: 望 岳人 : 2004年12月27日 13:26



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